学内プレゼン

私達の行動の指針ともなる先日の学内プレゼンの内容です、
ご意見・ご感想お待ちしてます。

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私たちは、ボランティアに行く以前から 今回発生した「東日本大震災」について考えていて、私たちにも何かできないかという思いをもっていました。


そして今回私たちがボランティアに行って「物資が多く残っている」ということを知りました。テレビでは物資が足りないと言っていたのに、行った時の現状は、「使わない物資が多く、置く場所に困っている」ということでした。物資が何もない状態から、今ではたくさんの物資が届きすぎて飽和状態になっています。
支援しようとしている側が「必要」だと思うものをただ送るのではなく、被災地に住む方々や被災地によくボランティアに行く方々から情報を聞きつつ、行動する必要があると感じました。

そして、このプロジェクトを行うにあたって、私たちは「今」必要なものを作るのではなく、今後必要になってくるものをヒアリングなどの中から読み取り制作するべきだと思いました。

この写真は、今回ボランティアに行った時の仮設住宅を建設している最中のものです。

思っている以上に復興のスピードが速く、1日目で基礎を打ち終わっていて、2日目にはもう躯体が組みあがってきていました。

『「今」必要なものではなく、今後必要になってくる物を制作していく事』を考慮すると、仮設住宅ができた後のことを考えなくてはならないという結論になりました。
5月17日時点での応急仮設住宅は完成戸数は11,436戸、着工確定戸数33,000戸、
最終的に仮設住宅の必要戸数は 約68,000戸 になります。
私たちは仮設住宅で必要なものを見据えて活動を進めていきたいと考えています。

私たちが支援活動をするにあたって重要だと思うキーワードは
「変化するニーズの対応」
「場所の確保」です。

まず1つ目の「変化するニーズへの対応」では、今の生活から仮設住宅に移った時に家具が必要になります。家具を買うのにもコストがかかってしまうので、仮設住宅を出た後も長く使えるようなものを制作することを考えました。

2つ目の「場所の確保」では、仮設住宅の図面をもらったときに、すごく狭いと思いました。1つの部屋で衣食住をすませないといけない中で、普通の家具を使用すると、他の動作が出来なくなってしまいます。よってスペースを有効に活用できるものがいいという結論になりました。

そのことをふまえ「可動家具」を提案するのがいいのではないかと思いました。


ここからは私が説明いたします。
この可動家具を考える際に私たちが意識していたことは、前に話してくれたように
「変化するニーズへの対応」
「場所の確保」
の2つでした。
この2つを軸に話し合いをした結果、様々なアイディアが出てきました。
(ここで他の案もあることを言う)

その中から2つのものを実際の大きさ(モックアップ)でつくってみました。


1つ目はテーブルです。これは移動可能な収納としても機能します。下の部分に収納ができ持ち運びができます。
この状態から、両端に折りたたまれている天板を開くことでテーブルになります。これは家族の人数に合わせて大きさを調整するためです。
1人から4人まで対応しています。
2つ目のイスは折りたたみができるようになっていて、使わないときはコンパクトにすることができます。

百聞は一見にしかずということで、使用方法をムービーにしてみました。

以上が私たちの提案です。
今後の活動としては、アンケートの作成、現地の方々の意見を取り入れて改善、作成した家具を現地へ持って行ってプレゼン、さらに改良を加えて被災地へ送るという内容で進めていこうと考えております。

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プレゼンの際に使用した動画。
MOVA TABLE
http://www.youtube.com/watch?v=yNkGdKfKACY